DAZNがスポーツNFTに参入──ミクシィが開発、Flowブロックチェーンを採用

スポーツ動画のストリーミングサービスを運営するDAZN(ダゾーン)が、2022年春にも、スポーツに特化したNFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」(ダゾーンモーメンツ)を開設する。ミクシィが開発を手がける。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

DAZN MOMENTSでは、スーパープレーやメモリアルシーンなどの映像をシリアルナンバー付きのNFTコンテンツとして販売する。将来的には二次流通マーケットを設立し、ユーザー同士での売買を可能にする方針。DAZNが2月4日に発表した。

DAZNは、Jリーグやプロ野球などの放映権を保有している。ミクシィの木村弘毅社長は、「DAZNの豊富な公式映像と、『NBA Top Shot』で世界的に成功しているDapper Labs社の美しいデザインDNAを組み合わせる」とコメントした。

ミクシィは、Dapper Labsの次世代ブロックチェーン「Flow」を基盤に開発を進めていく。両社は2021年11月に業務提携に関する基本合意書を締結し、新規事業創出を進めていた。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:DAZNの発表文より