米コインベースがダウン、スーパーボウルCMで「かつてないトラフィック」

米暗号資産(仮想通貨)取引所のCoinbase(コインベース)は、現地時間13日に開催された第56回スーパーボウルでの広告でトラフィックが急増、サービスがダウンした。

スーパーボウルでのCMは「かつてないトラフィック」をもたらしたと、同社チーフ・プロダクト・オフィサーのスロジット・チャタルジー(Surojit Chatterjee)氏はツイートした。

同氏は東部時間20時17分に「数分間、トラフィックを制限」する必要があったとツイート。Webサイトの稼働状況をチェックしているDowndetectorによると、19時20分からアクセスに問題が発生していた。コインベースは、20時23分に再開したとツイートした。

スーパーボウルのCM枠はアメリカでの視聴者数がこの約10年は1億人前後で推移しており、世界で最も高価なCM枠として知られている。米3大ネットワークのひとつであるNBCのスーパーボウルの30秒CM枠は昨年より約100万ドル上昇の約650万ドル(約7億5000万円)、なかには700万ドル(約8億1000万円)の枠もあると報じられた。

今年はスーパーボウルのCMに、初めて多くの暗号資産企業が登場した。コインベースのほかには、暗号資産取引所のFTX、Crypto.com、eToroが登場。Crypto.comの広告にはNBAのレジェンド、レブロン・ジェームズ氏が出演した。

コインベースは、QRコードが60秒間、黒い画面の中を跳ね回る広告に1400万ドル(約16億円)を費やした。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Coinbase Forced Into Outage Following Super Bowl Ad After More Traffic ‘Than Ever Encountered’