約770億円のハッキング被害を補償──アクシー・インフィニティの運営会社

約6億2500万ドル(約770億円)がハッキングされた人気NFTゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」を運営するスカイ・メイビス(Sky Mavis)は30日、プレーヤーの被害を補償すると述べた。

「プレー・トゥ・アーン(プレーして稼ぐ)」ゲームの先駆けとなったアクシー・インフィニティは29日、基盤の「Ronin Network」が不正アクセスを受けたと発表した。

「我々は、流出した資金の回収、あるいは返済に取り組んでいる。最善策を取るために利害関係者と協議を続けている」と広報担当者は声明で述べた。

流出した資金には、プレーヤーや投機家の資金、ゲームの収益が含まれていたと最高執行責任者(COO)アレクサンダー・レオナルド・ラーセン(Aleksander Leonard Larsen)氏はブルームバーグに語っている。

攻撃者はRonin Networkのノードにバックドアを見つけ、秘密鍵をハッキングして、資金を引き出した。損失は17万3600イーサリアム(ETH)と2550万ドル相当のUSDコイン(USDC)などだ。

暗号資産アクシー・インフィニティ(AXS)はハッキングが明らかになった直後に約11%下落し、Ronin Networkの暗号資産RONは約20%下落した。AXSはさらに過去24時間で7%下落し、ハッキング発表以来20%を超えて下落している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Axie Infinity
|原文:Sky Mavis Pledges to Reimburse Players Following Axie Infinity Hack