破綻したブロックファイ、一部顧客の出金再開を裁判所に申請

破綻したブロックファイ、一部顧客の出金再開を裁判所に申請

破綻した暗号資産レンディング大手ブロックファイ(BlockFi)は、プラットフォームに凍結されている顧客資産の引き出しを許可するようにアメリカの裁判所に申請したことが、裁判所への提出書類で明らかになった。

12月19日にニュージャージー州の破産裁判所に提出された申立書には、ブロックファイのウォレットに保管されている暗号資産は顧客のものであり、11月10日のプラットフォーム停止時に凍結された資金について「法的または衡平法上の利益を有していない」と記載されている。

11月上旬に起こったFTXの崩壊による最初の犠牲者といえるブロックファイは、プラットフォームからの引き出しを停止してから1カ月足らずの11月28日に連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した。

同社は、顧客がブロックファイのウォレットに残っている資金を引き出すことを認めるように裁判所に求めることに加え、実際には行われなかった一部の取引を(プラットフォームが引き出しを停止した後に)誤って反映したユーザーインターフェースを元に戻すことも望んでいる。

同社は提出書類に出金が停止された正確な時間(アメリカ東部時間2022年11月10日午後8時15分)を示し、「簡単に言えば、(顧客は)プラットフォーム停止のタイムスタンプの瞬間から、ブロックファイのプラットフォーム上でいかなる取引も行うことができず、また行わなかった」と述べている。

同社は混乱を解消するために、プラットフォームの停止後に「試みられた」引き出しをユーザーインターフェースから削除する予定だと提出書類に書いている。

「疑わしいことを避けるために、債務者はプラットフォーム一時停止のタイムスタンプの後に受け取ったプラットフォームの外部からウォレットアカウントへの入金を元に戻すことを求めない」

しかし、救済命令がニュージャージー州の裁判所に承認されれば、「プラットフォームの一時停止」後に新たに資金を入金した顧客も、その資金を引き出すことができるようになる。

ツイッターで共有されているブロックファイ・ユーザーへのメールで同社は、「ブロックファイのウォレットアカウント内のデジタル資産は顧客の所有物だというのが我々の信念だ」と述べている。その電子メールでは、ブロックファイはブロックファイ・インターナショナル(BlockFi International)で保有しているウォレットに関しては、バミューダの最高裁判所に同様の救済を求める予定だと付け加えている。

この申し立てに関する公聴会は2023年1月9日に予定されている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk
|原文:Bankrupt Crypto Lender BlockFi Looks to Restart Certain Customer Withdrawals

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