米コインベース、取引高がわずかに増加──ライバルは減少が続く: JPMorgan

米暗号資産(仮想通貨)取引大手コインベース(Coinbase)の取引高は、JPモルガン・チェースがまとめたデータを見ると、他の取引所が引き続き減少している一方で、2023年1月現時点まででは回復傾向にある。FTX崩壊後、信頼性の高い取引所というコインベースの評判が成果を上げているようだ。

コインベースの1日あたりの平均取引高(ADV)は、1月現時点までで16億ドル、わずかだが前四半期から0.3%増加していることは注目に値する。一方、他の取引所の取引高は減少。例えば、クラーケン(Kraken)は13%減少、ジェミニ(Gemini)は46%減少している。

コインベースのADVは回復傾向にある(出典:JPMorgan/CryptoCompare)

コインベースの取引高のわずかな上昇はまた、同取引所の取引高は昨年、減少が続いていたことを考えると、同社を取り巻く環境の変化を示している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:JPMorgan/CryptoCompare
|原文:Coinbase Trading Volume Increases in January While Other Exchanges See Declines: JPMorgan