ジンバブエ中銀、ゴールドを裏付けとしたデジタル通貨を導入:報道

ジンバブエ共和国の中央銀行のジンバブエ準備銀行(RBZ)は、同国の通貨であるジンバブエ・ドルの安定化を図るため、ゴールドを裏付けとしたデジタル通貨を法定通貨として導入する予定だとサンデーメール(The Sunday Mail)が報じた。

このトークンは、RBZが保有するゴールドに裏打ちされた電子マネーの一形態になる予定だ。RBZは、ジンバブエ・ドルを保有する人々が、自国通貨のボラティリティをヘッジするために、ゴールドに裏打ちされたトークンに交換できるようにしたいのだという。

ジンバブエ・ドルは変動が激しいことで知られている。Investing.comによると、1年前、1米ドルは約150ジンバブエ・ドルの価値があったが、現在は1000ジンバブエ・ドル近くになっているという。同国は、ジンバブエ・ドルと米ドルの両方で運営されている。

RBZは8月、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を計画していると発表していた。他のアフリカ諸国もCBDCの発行を模索しており、ナイジェリアは2021年10月にeナイラ(eNaira)を発行している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Camomile Shumba/CoinDesk
|原文:Zimbabwe to Introduce Gold-Backed Digital Currency: Report