マトリックス法によるテクニカル分析(2023/6/16)ビットコイン、ダマしの可能性残るが、トレンド系はいずれも下方向:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は1.8と弱い。2月に本レポートを開始して以来、総合評点が2を割ったのは初めて。移動平均線とMACDは2点としたが、これを1点にしたら1.5に下がっていた。トレンド系は全て下向き。レンジ下抜けがダマしとなる可能性も残るが、下方向を警戒したい。ただし338万円と次のサポートは比較的近い。

パターン分析

平行チャネルのレンジを微妙に下抜け。翌日反発していることからサポートされたという見方も可能ながら、素直にレンジブレークしたと見れば、次のサポートは半値押しの338万円近辺か。

評点:2

移動平均線

先週デッドクロス発生。その分の下落はこなした印象があるが、上向きだった25MAも下向きに転じ、まだ下向き継続か。

評点:2

一目均衡表

遅行線がローソク足を下抜け、ローソク足が一目の雲の下にあり、転換線も基準線の下にあり、三役逆転の売りサイン点灯。

評点:1

ボリンジャーバンド

バンドは拡大気味でローソク足がバンドの下限に張り付いており、下向きのバンドウォークが始まった可能性がある。

評点:1

MACD

デッドクロス発生から2週間弱経過したが、まだ両線とも下向きで弱い形。

評点:2

RSI

40台で方向感なし。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet