ビットコイン反発でオプショントレーダーは10万ドルを予想

ビットコイン(BTC)が再び上昇したことで、オプショントレーダーは、今年中に10万ドルに達する可能性を再考している。

ビットコインはCoinDeskのデータによると、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が5月1日、追加引き締めや利上げを否定して以来、12%以上上昇して、6万3470ドルに達した。また3日に発表された米国の4月の非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を下回ったことで、利下げへの期待も高まり、ビットコインの回復は加速した。

そのため、大手暗号資産取引所Deribit(デリビット)や店頭(OTC)ネットワークでは、ビットコイン・コールオプションの需要が顕著に増加している。これらのオプションは特に新たな高値への上昇を見据えており、7万5000ドル以上、なかには10万ドルを期待しているものもある。

「3日から週末にかけての反転上昇を受けて、ボラティリティとレートには強気の動きが見られる。ビットコインのリスク・リバーサルはプラスに転じ、ビットコインの9月限月では7万5000ドルと10万ドルのコールの需要が再燃している」とQCP Capitalは6日の文書に記している。

コール・オプションは、原資産(この場合はビットコイン)を特定の期日までに所定の価格で購入する権利を与えるもの。コールは強気、プットは弱気を示す。

OTC機関投資家向け暗号資産取引ネットワークのParadigmは6日、同様の見解を示し、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)コール、つまりビットコインの市場価格を大幅に上回る権利行使価格での需要が増加していると述べた。

「オプション市場は今朝早くから短期的な上昇を予想したようで、Paradigmでのビットコインとイーサリアムのトップ取引はOTMコールの大きな買い越しとなった。3月25日(満期)の20万ドルのコールの買い手がボジションをクローズし、2024年7月(満期)の8万5000ドルのコールを買っていた」とParadigmはテレグラムで述べた。

Deribitのデータによると、トレーダーは権利行使価格10万ドルのコールオプションに6億8800万ドル(1060億円、1ドル154円換算)以上をロックしている。これは、同取引所に上場されている全オプションの中で最大の想定建玉だ。

ビットコインの権利行使価格別のオプション建玉(Deribit)

当記事執筆時点、Deribitではコール・オプションが15万枚以上、95億ドル相当となっている。プット・オプションの2倍以上で、強気な市場の期待を表している。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:sergeitokmakov/Pixabay
|原文:Bitcoin Rebound Has Crypto Options Traders Anticipating $100K