マトリックス法によるテクニカル分析(2023/7/28)ビットコイン、まだ下値余地がありそう、400万円が目途:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は2.3。前回焦点と指摘した425万円への回帰に失敗、前回より弱さが目立ち始めた。長い目で見れば上昇トレンド継続も示唆しているが、短期的にはもう少し下値余地がありそう。一目の雲の下限、半値押しとなる400万円が目途か。

パターン分析

下降チャネルを形成。一見弱そうなこの形は「上昇フラッグ」と呼ばれる、将来的な上抜けを示唆する形。下値の目途は半値押しの400万円近辺。

評点:3

移動平均線

デッドクロス形成後、両線とも下向き継続。ただ両線の幅が微妙に狭くなっており、9MAが上向けばゴールデンクロスしそうにも見える。

評点:2

一目均衡表

三役好転の買いサイン消滅。ローソク足が雲の中に入る。雲の下限400万円がサポートとなるが、一度トライする可能性も。これを下抜けると3役逆転の売りサインが点灯する。

評点:2

ボリンジャーバンド

バンドの下限に張り付き気味だが、下限にサポートされている様にも見える。バンドがスクィーズしており、強いトレンドは出ていないと判断すべきか。

評点:3

MACD

デッドクロス発生後、両線とも下向きで売りサイン点灯中。

評点:1

RSI

40台で売られ過ぎには至らない。

評点:3

評点

※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測を行うものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願いいたします。

|編集:coindesk JAPAN
|画像:Rakuten Wallet
|転載元:Rakuten Wallet