シンガポール当局、ステーブルコイン規制の枠組みを発表
  • 発表されたシンガポール金融管理局の枠組みは、シンガポールドルまたはG10の通貨にペッグされた単一通貨のステーブルコインに適用される。
  • シンガポールでの規制を求めるステーブルコインの発行者は、価値の安定性、資本、償還資金に関する一定の要件を満たさなければならない。

シンガポール金融管理局(MAS)は、2022年10月の公開協議を経て、ステーブルコインの規制に関する枠組みを発表した。

MASの枠組みは、シンガポールドルまたは米ドル、ユーロ、英ポンドなどを含むG10の通貨にペッグされた単一通貨のステーブルコインに適用される。

シンガポールでの規制を求めるステーブルコインの発行者は、価値の安定性、資本、償還資金に関する一定の要件を満たさなければならないと、MASは8月15日の発表で説明した

例えば、ステーブルコインは最低100万シンガポールドル(約74万ドル、約1億円)の資本を保有し、要求から5営業日以内に償還できなければならない。

ステーブルコインを発行するサークル(Circle)のシンガポール関連会社は、6月にMASからデジタル決済トークンサービスのライセンスを取得した。

複数の国と地域がステーブルコインに関する規制の枠組みを確立しているか、または現在策定中だ。アメリカでは現在、そのような枠組みの法案が議会を通過しようとしている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Singapore’s Central Bank Releases Stablecoin Regulatory Framework