マトリックス法によるテクニカル分析(2023/9/8)ビットコイン、岐路に立つ:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は前回同様2.8とほぼ中立水準に回復。レンジの下限を何度かトライするも底値の固さを確認した格好。次はレンジの上限を確認しに行く展開が予想されるが、半値戻しとなる390万円で一旦止められている。ここを抜ければレンジの上限410万円が見えてくるし、跳ね返されれば再び下値トライとなる、いわば岐路に立たされている格好。

パターン分析

先週指摘した370~410万円のレンジの下限を確認、半値戻しとなる390万円で上値を押さえられた。止まるべき水準で止まった形で、少し上値は重そうだが、ここを抜ければレンジの上限410万円を試しに行く展開が予想される。また、少し時間がかかりそうだが410万円を上抜けるとダブルボトムが完成、全値戻しを目指す楽しみも残る。

評点:4

移動平均線

デッドクロス発生からおおよそ3週間経過、9MAも下向きとなり売りサイン継続。200MAは割り込んではいあるが、サポートされているとも見える。

評点:2

一目均衡表

三役逆転の売りサイン継続。今後は400万円近辺に下りてくる雲の下限がレジスタンスとなりそう。

評点1

ボリンジャーバンド

先週指摘した通りバンドがスクィーズ、方向感を失った。

評点:3

MACD

ゴールデンクロス後、デッドクロス発生寸前だったが粘り切り、上向きに転じた。新たなゴールデンクロス発生とも評価できそう。

評点:4

RSI

40台で方向感なし。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet