香港証券取引所、ブロックチェーンベースの決済プラットフォーム稼働

香港と中国本土の株式市場をつなぐ香港証券取引所の「Stock Connect(ストック・コネクト)」システムが、ブロックチェーン技術を使ってアップグレードされる。

リリースによると、アップグレードされたシステムは「Synapse(シナプス)」と呼ばれ、スマートコントラクトを組み込み、取引後のワークフローの実行と、決済リスクの軽減をサポートする。

Synapseは、決済チェーンにかかわる全当事者に対して同時に決済指示を作成することができ、同時処理を容易にするとともに、全当事者にほぼ瞬時に最新のステータスを提示する。これは2つの異なる市場のトレーダーを接続する際に重要なことと、技術パンフレットには記されている。

Stock Connectの2023年上半期の1日あたりの取引高は153億200万ドル(約2兆3000億円、1ドル150円換算)で、前年比5%増、2020年からは50%増となっている。

Synapseは10月9日、稼働予定。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN
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|原文:Hong Kong Stock Exchange Launches Blockchain-Based Settlement Platform