フロキ、ステーキングとユーティリティトークンの計画を提案へ

柴犬をモチーフにしたフロキ(Floki)プロジェクトで、新しいユーティリティトークンが獲得できるステーキング機能を導入するが提案される。チーフ開発者である「B」が18日、CoinDeskに対して明らかにした。ステーキング機能と新しいトークンにより、フロキエコシステムに対する投資家の関心が高まることが予想される。

ロックによりFLOKIの価値上昇にも寄与

新しいトークンの名称は未定で、獲得する主な方法は、フロキプロジェクトのトークンであるFLOKIをステーキングすることだ。FLOKIは本記事執筆時点で0.000017ドルで取引されている。新トークンにはプレセールや資金調達は行われず、供給量のほとんどはFLOKIをステーキングすることによってのみ獲得できる。

B氏はCoinDeskに提示したDAO提案書の中で、「ユーザーはFLOKIを3カ月~4年間ロックアップすることで報酬のトークンを獲得できるようになる」とし、「これにより、FLOKIの大部分が長期間ロックされることになり、流通するFLOKIの量が大幅に減少し、FLOKIに大きな価値が付加されることになると予想している」と述べた。

ステーキングでは資金をロックすることに対して報酬が付与されるため、投資家の資金が集まりやすくなる。

B氏はまた、他のフロキベースのプロジェクトが影響を受けないこと、また新しいトークンのトークンノミクスが「このプロジェクトの長期的な開発の持続可能性を確保する」ように設計されることを確実にするために、開発者を数人追加で雇用していたと明らかにした。

DeFiプロジェクトへの脱皮を目指す

フロキは、ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)などの人気トークンの開発に拍車をかけた、人気のある柴犬をモチーフにして作成された。犬をモチーフにしたトークンは2021年に最も注目を集め、9カ月間で10000%近く急騰した。

しかし、暗号資産市場全体が弱気になり、リスクの高い賭けに対する重しになったために派手な注目はなくなり、FLOKIなどのトークンはピーク時から94%も下落した。

フロキの開発者らはそれ以来、ミームコインから本格的な分散型金融(DeFi)プロジェクトに脱皮するために、FLOKIエコシステム内で基本的なプロトコルの構築に取り組んできた。開発者らは今年これより前に、プレイヤーが交流し、マイクロトランザクションを実行し、金銭的価値のあるゲーム内経済を生み出すことができるメタバースゲームの最初の一部をリリースしていた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Unsplash, modified by CoinDesk
|原文:Floki Developers Propose Staking and Utility Token Plans