マトリックス法によるテクニカル分析(2023/10/20)ビットコイン、全値戻し、年初来高値更新が見えてきた:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は4.2。前回「半値押し、200日移動平均線、一目の雲の上限と重要なサポートに差し掛かって」おり「ここでサポートされれば、再び全値戻し、年初来高値を目指す展開が見えてくる」と申し上げたが、ETF承認誤報時の高値448万円と年初来高値455万円の2つの全値戻しが見えて来ている。

パターン分析

前回「岐路」と指摘した「9月安値と10月高値の半値押しでサポート」され急伸。前回高値も更新し上昇トレンドが鮮明となった。今度はその時の安値396万円とETF承認誤報騒動で付けた高値448万円との半値押し水準でサポートされ反発。前回高値および年初来高値455万円への全値戻しが見えてきた。

評点:5

移動平均線

ゴールデンクロス発生から1ヵ月以上経過。一旦下向きに転じた9MAが上向きに転じ実質的にゴールデンクロスに近い形。200MAにもきれいにサポートされている。

評点:4

一目均衡表

雲の上限に何とかサポートされ大きく反発。一時消滅した3役好転も復活。

評点5

ボリンジャーバンド

微妙にバンドが拡大しようとしている様にも見える。ローソク足はバンドの上限に貼りついており、確信は持てないがバンドウォークの強気相場が到来した可能性がある。

評点:4

MACD

ゴールデンクロス発生、両線とも上向き。

評点:5

RSI

70台で買われ過ぎゾーンに入った。

評点:2

評点

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