米サークル、IPOへ──非公開申請を明らかに

ステーブルコインのUSDコイン(USDC)を発行するサークル・インターネット・ファイナンシャル(Circle Internet Financial)は11日、米証券取引委員会(SEC)にIPOのためのS-1書類のドラフト(草案)を非公開で提出していたと発表した。

売出株式数と価格帯は未定。IPOは、SECが審査プロセスを完了した後、市場や他の条件次第で実施する見込みと同社は述べた。

USDCは時価総額約250億ドル(約3兆6250億円、1ドル145円換算)ル、第2位の規模を誇るステーブルコイン。CoinMarketCapのデータによると、第1位のテザー(USDT)の時価総額は約950億ドル(約13兆8000億円)。

サークルは2021年、特別買収目的会社(SPAC)との合併による上場を計画(いわゆるSPAC上場)を発表、2022年2月には企業評価額は90億ドルと伝えられた。だが、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)CEOは、準備が間に合わず頓挫したと述べていた。

米暗号資産業界では、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が2021年4月に評価額858億ドルでナスダックに上場した。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:サークルのジェレミー・アレールCEO(CoinDesk)
|原文:Stablecoin Issuer Circle Internet Files for IPO