【btokyo club 1月ラウンドテーブル】株式か?それともトークンか?資金調達の「IEO」は2024年にこう変わる~IEOが直面する課題とWeb3企業の財務戦略を考える~

btokyo club」は、CoinDesk JAPANを運営するN.Avenueが2023年7月より展開している、Web3をリサーチする大手企業のビジネスリーダーを中心とした限定有料コミュニティサービス。

国内外のゲスト講師を招いた月1回のオフラインでの「ラウンドテーブル(研究会)」を軸に、社内人材育成に活用していただける「基礎動画講座」、交流会などを通して、会員企業・関係者を交えたオンライン・オフラインでの相互コミュニケーションを促進し、日本のWeb3を加速させる一助となることを目指している。

1月25日に開催する2024年最初のラウンドテーブルのテーマは「IEO」。日本ではこれまでに4件のIEOが実施され、調達総額は44億円を超えている。

クローズドゆえの濃密な時間と空間で、毎回ディープな議論が展開される「btokyo club」。参加にご興味・ご関心を持たれた方は、以下のフォームからお問い合わせください。

株式か?それともトークンか?資金調達の「IEO」は2024年にこう変わる~IEOが直面する課題とWeb3企業の財務戦略を考える~

日時:1/25(木) 16:00〜19:30(15:30 受付開始)
■概要
ブロックチェーン上のプロジェクトが独自のトークン(暗号資産)を発行し、暗号資産交換業者を通じて販売することで資金を調達する「IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)」。日本ではこれまでに4件のIEOが実施され、調達総額は44億円を超えた。

IEOの制度化は日本が世界に先駆けて進めてきており、デジタル資産が創り出すトークン経済とWeb3産業の発展をさらに加速させる可能性がある。しかし、IEO市場を広げるためには、解決するべき課題もある。「暗号資産・冬の時代」と呼ばれた2023年を経て、日本のIEO市場ははたして投資家を魅力するマーケットとなるだろうか?

一方、株式を新規上場させて資金を調達するIPO(イニシャル・パブリック・オファリング)市場では、日本が2023年にアジアの中で最も魅力のあるマーケットとして海外の投資家を惹きつけた。2023年上半期時点で、新規上場した銘柄が上場以降、平均で75%上昇したと、ブルームバーグが報じている。

また、IEOで資金を調達した後に、IPOでさらなる資金調達を試みようとするWeb3プロジェクト(発行体)も出てきている。トークンと株式の2つの資産クラスを発行するWeb3企業を運営するには、IEOで上場したトークン価値を損ねることなく、プロジェクトの価値をさらに向上させ、株主を魅了し続けるための経営戦略を描くことのできる、次世代・経営者が必要だ。

2024年1月の「btokyo club」では、IEOの制度における喫緊の課題と、日本のIEO市場を魅力なものにする方法を議論し、IEOとIPOを熟知する4人のエクスパートを迎えて、増加が予想されるWeb3企業の財務・経営戦略について考える。

■Main Sessionスピーカー

吉田 世博氏 | 株式会社HashPort 代表取締役CEO

2018年に株式会社HashPortを創業。多くの大手企業にブロックチェーン領域のコンサルティングとシステム開発を行う。2020年にNFT分野の子会社として株式会社HashPaletteを創業。同社は日本国内で初のIEO(当局の許可を受けた暗号資産での資金調達)を成功させた他、Layer1ブロックチェーン、NFTマーケットプレイス、NFTゲームスタジオをはじめとするエコシステムを運営している。

HashPort創業以前は、ボストンコンサルティンググループのデジタル事業開発部門であるBCG Digital Venturesにて、東京オフィス最年少のVenture Architect(投資・事業開発担当者)として日本及び中国でのプロジェクトに従事。

日本暗号資産ビジネス協会理事、東京大学工学系研究科共同研究員、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート「暗号資産研究プロジェクト」共同研究メンバーを務めている。

真田 哲弥氏 | 株式会社BLOCKSMITH&Co. 代表取締役社長CEO、KLab株式会社 取締役会長ファウンダー

関西学院大学在学中から5回起業したシリアルアントレプレナー。1998年株式会社サイバードを共同創業し史上最短記録でJASDAQ市場に上場。2000年KLabを設立、2011年にマザーズ市場、2012年に東証一部に上場。2022年Web3関連事業の株式会社BLOCKSMITH&Co.を設立。長年のノウハウを活かし新しい独自のGameFiモデルの創出に挑戦中。

佐藤 友治氏 | SMBC日興証券株式会社 執行役員 プライベート・コーポレート・ファイナンス共同本部長

1990年に日興證券(現SMBC日興証券)に入社し、IPO部門でキャリアをスタート。1999年日興ソロモン・スミス・バーニー証券へ転籍。2009年日興コーディアル証券に入社し一貫して投資銀行業務に従事。2018年より古巣のIPO部門に復帰。2021年執行役員 / 企業公開本部長、2023年より現職。常に最前線で案件に携わり、勝ちにこだわる。学生時代よりボクシングを行い、週末は母校の学生の指導で汗を流す。

澤村 周平氏 | コインチェック株式会社 執行役員 Crypto Asset事業本部長

大学卒業後、2020年に新卒でコインチェックに入社。マーケティング部においてデータ分析業務、自社ポジション管理およびWeb広告運用をはじめとする新規ユーザー獲得業務、新規通貨取扱い業務、取引所のサービス改善など幅広い業務に従事。 2023年1月より当社暗号資産事業本部プロダクト部長。2023年9月に執行役員Crypto Asset事業本部長に就任。

なお、モデレーターは、N.Avenue/CoinDesk Japan 代表取締役CEOの神本侑季が務める。

|テキスト:btokyo members
|編集:coindesk JAPAN編集部