2023年のビットコイン上昇を示唆した「グッピー指標」、弱気シグナル点灯か

ビットコイン(BTC)の数週間にわたる70%の急騰のきっかけとなったテクニカル分析指標が弱気シグナルを点灯させようとしている。この指標は10月中旬に強気に転換した。

オーストラリアのトレーダー、ダリル・グッピー(Daryl Guppy)が開発したグッピー・マルチプル・ムービング・アベレージ(Guppy Multiple Moving Average)指標は、複数の指数平滑移動平均線(EMA)を短期と長期の2つのカテゴリーに分類して比較することで、トレーダーがトレンドの変化を読み、トレンド相場で取引するのに役立つものだ。緑の線で表示される短期バンドは 、3日、5日、8日、10日、12日、15日のEMAで構成され、赤で示される長期バンドは、30日、 35日、40日、45日、50日、60日のEMAで構成される。

弱気から強気へのトレンド転換は、緑色のバンドが赤色のバンドを上回っ たときに起こる。弱気から強気へのトレンド転換は、逆に緑色のバンドが赤色のバンドを下回るときに起こる。多くのトレーダーはトレンドフォローの傾向があり、クロスオーバーが現れたらエントリーし、長期トレンドの方向でホールドすることを好む。

記事執筆時点では、GMMAは弱気のクロスオーバーを示し、緑色のバンドは赤色のバンドを下回りそうだった。言い換えれば、弱気の勢いが増していることを示している。

グッピー指標は弱気シグナルを点灯させる寸前だ。(TradingView/CoinDesk)

ビットコインは記事執筆時点で、主要取引所で3万9200ドル付近で取引され、赤色のバンドを大きく下回っていた。

ビットコインが2万8000ドル近辺で取引された10月中旬には、緑色のバンドが赤色のバンドを上回り、今後の強気トレンドを示唆していた。ビットコインはその後数週間一貫して上昇し、一貫してレッドバンドの上にあり、1月11日にはおよそ4万9000ドルの高値をつけた。

2023年1月中旬と3月中旬のブルクロスは、数週間の強気トレンドにつながった。同様に、2021年12月と2020年4月のベアクロスは市場に長引く痛みをもたらすことになった。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:TradingView/CoinDesk
|原文:Bitcoin Indicator, Which Signaled Late 2023 Rally, Is About to Flash Bearish Signal