ETF流入が今後数日で期待を裏切ればビットコインの調整が続く可能性:10xリサーチ
  • アメリカで上場しているビットコイン現物ETFでは先週記録的な流入があったが、その傾向は鈍化している。
  • 10xリサーチによると、ETFの流入が予想を下回った場合、ビットコインは5万9000ドルまで下落する可能性があるという。

暗号資産(仮想通貨)分析会社10xリサーチ(10x Research)によると、アメリカのビットコイン現物ETF(上場投資信託)には先週記録的な流入があったが、今週に入って需要が弱まればビットコイン(BTC)価格は下落する可能性がある。

ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)のデータによると、3月15日までの5日間に10個のETF全体で26億ドル(約3900億円、1ドル150円換算)の新規資金が集まったが、この純流入のほとんどは11日月曜日から13日水曜日までに発生していた。この間、ビットコインは7万4000ドル(約1110万円)近くまで上昇して史上最高値を更新した。ビットコインETFの14日木曜日と15日金曜日の純流入はそれぞれわずか1億3300万ドルと1億9800万ドルで、ビットコインは週末に6万5000ドルを下回るまで急激に下落した。

10xリサーチの創設者であるマーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は18日のレポートで、ビットコインの価格はこの水準が短期的なサポートとなって6万7000ドルで安定したが、「本当の試練」は18日月曜日と19日火曜日に来るだろうと述べた。ETFの流入が期待を裏切ればビットコインの調整が続く可能性があるという。

このレポートは、「これは不評なナラティブ(物語)ではあるが、価格が日中に大幅な変動をした後は資金流入が鈍化すると予想される」とし、「当社の反転インジケーターに基づくと5万9035ドルまで引き戻される可能性が高く、リスクリワードがより良いエントリー水準となる」と述べた。これは、現在のビットコイン価格からさらに10%下落した水準にあたる。

レポートでは、さらに深い調整の可能性があるにもかかわらず暗号資産の強気市場はまだ終わっていないとも指摘された。

ティーレン氏は、「この強気相場は今後も続く可能性が高いため、ビットコインが今後数カ月間に大幅に上昇するだろうということを依然として主張できる」と述べた。ビットコインが2021年に記録した以前の史上最高値を上回る7万ドル台まで回復すれば、価格が大幅に上昇する可能性があるという。

英銀大手スタンダードチャータード(Standard Chartered)は18日、年末のビットコイン価格目標を10万ドルから15万ドルに引き上げたほか、2025年の高値は25万ドルになると予想した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Correction May Continue if ETF Inflows Disappoint in Next Few Days: 10x Research