ビットコインETF、アーク21シェアーズの流出がグレイスケールを初めて上回る
  • アーク21シェアーズからの流出が4月2日に初めてグレイスケールのGBTCを上回り、GBTCの8100万ドルに対してARKBは8800万ドルの流出だった。
  • ビットコインスポットETFの純流入額は4000万ドルで、ブラックロックのIBITとフィデリティのFBTCが増加を牽引した。

4月2日、ビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)でアーク21シェアーズ(ARK 21Shares、ARKB)から流出した金額が、初めてグレイスケール(Grayscale)のビットコイン・トラスト(GBTC)を上回った。

投資会社ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)が発表した暫定データによると、ARKBは2日に約8800万ドル(約132億円、1ドル=150円換算)の資金流出を記録し、GBTCの8100万ドル(約121億5000万円)を上回った。この2つの商品だけが11のビットコインETFの中で損失を出した。

ARKBの資金流出は1月の運用開始以来最大だった。4月1日には30万ドル(約4500億円)の損失を出し、史上初の資金流出を記録していた。

データによれば、グレイスケールの流出総額は150億ドル(約2兆2500億円)を超え、3月15日以来継続的に流出している。

ブラックロック(BlackRock)のIBITは1億5000万ドル(約225億円)、フィデリティ(Fidelity)のFBTCは4400万ドル(約66億円)の流入だった。全体では4000万ドル(約60億円)の純流入で、1日の8000万ドル(約120億円)の純流出から回復した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:ARK 21Shares Bitcoin ETF Logs $88M of Outflows, Overtaking Grayscale for First Time