ビットコイン半減期後の最初のサトシ、3億3000万円で売却
  • マイニングプール「ViaBTC」は、半減期後の最初の「サトシ(ビットコインの最小単位)」をマイニングする競争を制し、213万ドル(約3億3000万円)で売却した。
  • オーディナルズ(Ordinals)プロトコルによって、個々のサトシに価値が割り当てられるようになり、今回、特に注目されたサトシに初めて価値がついた。

4月20日に半減後の最初のブロックを採掘したマイニングプール「ViaBTC」は、その中に含まれていた「エピック(epic)」サトシを33.3BTC(約213万ドル)で売却した。

現在のビットコイン価格では、約0.0006ドルに相当するサトシのオークションは、暗号資産取引所CoinExで協定世界時(UTC)25日16:00に終了した。

4回目の半減期の後、ビットコインネットワークによって初めて生成されたサトシは、数百万ドルの価値となるだろうと予想する関係者もおり、かなりの関心を集めると予想されていた。

これまでの3回の半減期では、最初のブロックをマイニングしたことは、自慢できたがそれだけだった。しかし、オーディナルズの登場によって、個々のサトシ(ビットコインの最小単位、0.00000001BTCに相当)に希少性が付与され、NFTのような、ユニークなトークンとして取引されるようになった。

Ordinalsの生みの親、ケイシー・ロダーモー(Casey Rodarmor)氏は、サトシの希少性を定義しており、各ブロックの最初のサトシ「uncommon(珍しい)」から、ビットコインの2週間に一度の難易度調整後の最初のサトシ「rare(レア)」、4年に一度の半減後の最初のサトシ「epic(エピック)」などがある。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Mining Pool ViaBTC Sells ‘Epic’ First Post-Halving Sat for $2.13M