バイナンス元CEOのチャンポン・ジャオ氏、カリフォルニアで懲役4か月の刑期開始

世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)の創設者である「CZ」ことチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏は、バイナンスで適切な顧客確認(KYC)プログラムを実施しなかった罪で、カリフォルニアの連邦刑務所に収容された。今後4か月間そこで過ごすことになる。

カナダ国籍のジャオ氏は、11月に銀行秘密法(BSA)違反の罪を認めた。連邦判事は4月にジャオ氏に対し、懲役4か月の刑を言い渡した。これは連邦検察が求刑した3年よりはるかに短い刑期だが、同じ罪でビットメックス(BitMex)の元CEOのアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏など他の暗号資産企業の幹部が科された刑期よりは重い。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、ジャオ氏の純資産は365億ドル(約5兆6575億円、1ドル155円換算)で、アメリカで刑務所に入った人物の中で最も裕福だと考えられる。

ジャオ氏は刑期に加え、5000万ドル(約77億5000万円)の罰金も科せられ、バイナンスのCEOを退任することに同意した。ジャオ氏と同時にマネーロンダリングと制裁違反の罪を認めたバイナンスは今年これ以前に、複数の連邦規制当局に対する43億ドル(約6665億円)の罰金の支払いと、独立したコンプライアンス監視担当者を任命することで和解した。

ジャオ氏が受刑者番号88087-510として短期間の刑期を務めるロンパックIIは、カリフォルニア州中央海岸のサンタバーバラ郡にある警備の緩い刑務所だ。連邦刑務所局の記録によると、現在この施設には2160人の受刑者がいる。

この刑務所では、一部の受刑者が隣接する農場で農作物を育てたり、牛や馬の世話をしたりしている。刑務所の環境は、今年これ以前に懲役25年の刑を言い渡されたFTXの元CEOサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)が現在ニューヨークで収容されている、危険で悪名高い施設とは全く対照的だ。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Photos from Smorshedi/Wikimedia Commons and CoinDesk/Flickr, modified by CoinDesk
|原文:Former Binance CEO CZ Begins 4-Month Prison Sentence in California