コインベース、ルクセンブルクでMiCAライセンスを取得

- 暗号資産取引所のコインベース(Coinbase)は、ルクセンブルクから欧州連合(EU)のMiCAライセンスを取得した。
- コインベースは、欧州経済領域(EEA)の30カ国においてサービスを提供できるようになる。
暗号資産取引所コインベースは6月20日、ルクセンブルクからEUのMiCA(暗号資産市場規制法)に準拠したライセンスを取得したと発表した。
コインゲッコー(CoinGecko)のデータによると取引高で第5位の暗号資産取引所であるコインベースは今後、欧州経済領域(EEA)の30カ国でサービスを提供できるようになる。
これまでにMiCAライセンスを取得した他の主要な取引所には、5月にオーストリアから取得した取引高第2位のバイビット(Bybit)、マルタから取得したオーケーエックス(OKX)とCrypto.comなどがある。
EUのMiCAライセンスは、企業にEU加盟国に加えアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーへのアクセスを認めるもので、各国は依然として、主要な暗号資産企業を誘致するために競い合っている。
「ルクセンブルクは常に、欧州の金融エコシステムにおける主要なプレイヤーであり、コインベースがMiCAの下で、欧州の暗号資産ハブをこのダイナミックな国に正式に設立することを発表することができ、大変嬉しく思っている」と、コインベースは声明で述べた。
コインベースによると、ルクセンブルクはこれまでに議会を通じて、4つのブロックチェーン関連政策を可決している。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:コインベースのブライアン・アームストロングCEO(Nikhilesh De/CoinDesk)
|原文:Coinbase Wins European MiCA License in Luxembourg