イーサリアム主導の上昇で、7月の暗号資産時価総額は3兆7000億ドルに拡大:JPモルガン
  • レポートによると、暗号資産の時価総額は7月に14%上昇し、3兆7000億ドルに達した。イーサリアムの49%上昇はビットコインの8%上昇を大きく上回った。
  • JPモルガンは、7月の暗号資産の1日平均取引高が約50%増加したと指摘した。イーサリアムの取引高は60%増加し、併せてDeFiとNFTの活動も力強い伸びを見せた。
  • JPモルガンは、この増加の主な要因としてGENIUS法、堅調な暗号資産IPO案件、そして拡大する伝統的金融と分散型金融の間の提携を挙げている。

ウォール街の銀行JPモルガン(JPMorgan)は14日の調査レポートで、暗号資産(仮想通貨)市場は7月に急回復し、時価総額が前月比14%増の3兆7000億ドル(約537兆円、1ドル145円換算)に達したと指摘した。

このレポートによれば、平均時価総額も同期間に12%上昇した。この上昇は、トークンや分散型金融(DeFi)、NFT、上場投資商品(ETP)などにわたる幅広い上昇に牽引されたものだが、イーサリアム(ETH)が特に注目を集めた。

イーサリアムの時価総額は先月49%急増し、ビットコインの8%上昇を大きく上回った。JPモルガンはこの動きについて、ステーブルコイン発行におけるイーサリアムブロックチェーンの支配的役割と、イーサリアム関連商品への機関投資家からの資金流入増加が一因だと分析している。

アメリカの現物イーサリアムETPへの純流入額は過去最高の54億ドル(約7830億円)に達しており、イーサリアムETPの資産総額は215億ドル(約3兆1175億円)に増加したとJPモルガンは指摘した。ビットコイン現物ETF(上場投資信託)は60億ドル(約8700億円)増加し、運用資産総額は1520億ドル(約22兆円)となった。

取引活動は加速し、エコシステム全体の平均日次取引高は7月に49%増加したとJPモルガンは指摘した。CoinDeskのデータによると、トークンの取引高は前月比51%増加した。イーサリアムの取引高は60%急増し、ビットコインの15%増加の4倍となった。DeFiとNFTの市場も大幅な取引高増加を記録した。

JPモルガンはこの上昇の主な原動力として、GENIUS法の成立、暗号資産関連の新規株式公開(IPO)増加、そして伝統的金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)の間の提携深化を挙げている。

これらの要因は、世界市場におけるより広範なリスクオンのセンチメントと併せて、最近の価格と取引高の上昇は持続可能である可能性があることを示しているとJPモルガンは述べた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Rob Mitchel
|原文:Ether-Led Rally Pushed Crypto Market Cap to $3.7T in July: JPMorgan

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