- フィギュア・テクノロジーズは新規株式公開(IPO)の価格を1株あたり25ドルに設定した。発行総額は7億8750万ドルとなる。
- 今回の発行は3150万株で、うち約2350万株はフィギュアが、800万株は既存株主が売却する。引受会社がオプションを行使すれば、発行株数は3620万株まで増加する可能性がある。
- フィギュア株は9月11日(現地時間)、ナスダックで「FIGR」のティッカーシンボルで取引が開始される予定だ。
SoFiの共同創業者マイク・キャグニー(Mike Cagney)氏が設立したブロックチェーン特化型融資プラットフォームのフィギュア・テクノロジーズ(Figure Technologies)は、新規株式公開(IPO)の価格を1株25ドルに設定し、7億8750万ドル(約1181億2500万円、1ドル=150円換算)の調達を見込んでいる。
プレスリリースによると、同社のクラスA株は、現地時間の9月11日にナスダック市場でティッカーシンボル「FIGR」で取引が開始される予定だ。
今回の公募は3150万株で、そのうち約2350万株はフィギュアから、800万株は既存株主からそれぞれ売却される。引受証券会社が買い増しオプションを行使した場合、さらに470万株が売却される可能性がある。
先週、同社のIPOは5億2600万ドル(約789億円)に増額されていた。
フィガーはこれまでに160億ドル(約2兆4000億円)以上の住宅担保ローンを組成しており、同社によれば非銀行系では最大の住宅担保ローン提供者だ。
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、ジェフリーズ(Jefferies)、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ(BofA Securities)が主幹事を務め、ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)、スティフェル(Stifel)、みずほなどが引受証券会社に加わる。
公募は通常の引受条件を満たせば、9月12日に終了する予定だ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:フィギュア・テクノロジーの共同創業者、マイク・キャグニー氏(CoinDesk archives)
|原文:Blockchain-Based Lender Figure Prices IPO at $25 Per Share, Raising Nearly $788M


