- TONストラテジー・カンパニーは、普通株式25万株以上を1株あたり8.32ドルで買い戻した。これは、公表されているトレジャリー資産価値12.18ドルを大幅に下回る価格だ。
- この動きは、2億5000万ドル規模の自社株買いプログラムの一環であり、株価が1ヶ月で40%以上下落した後に行われた。
- 同社はまた、報酬を獲得して利回りを生み出すために、合計2億1750万枚に上る保有トンコインのステーキングも開始した。
TONストラテジー・カンパニー(TON Strategy Company)は、普通株式25万株以上を1株あたり8.32ドル(約1200円、1ドル145円換算)で買い戻したと発表した。これは、公表されているトレジャリー資産価値(TAV)12.18ドルを大幅に下回る価格だ。
この動きは、同社が最近開始した2億5000万ドル(約363億円)の自社株買いプログラムの一環であり、トンコイン(TON)を同社の主要トレジャリー(財務)資産と位置付けるという方針転換に続くものだ。
同社はまた、ブロックチェーンネットワークのセキュリティ確保に貢献することで報酬を得るためにトンコインのステーキングを開始し、遊休トレジャリー資産を効果的に使用して利回りを生み出すと発表した。
ステーキングリワーズ(StakingRewards)のデータによれば、利回りは4.8%にも達する可能性がある。同社はウェブサイト上で、保有するトンコインは2億1750万枚だとしており、本記事執筆時点で1枚3.24ドルで取引されている。もしトレジャリー全体がステーキングされた場合、年間利回りは約3400万ドル(約49億円)となる。
TONストラテジー・カンパニーの株価は過去30日間で43%以上下落しており、12日金曜日の取引時間には9.2%下落した。一方、株価は時間外取引で3.7%上昇した。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Jakub Żerdzicki/Unsplash
|原文:TON Strategy Starts Share Buyback, Treasury Staking After Shares Plunge 40%


