ストラテジーのもう一つのビットコイン戦略が形になりつつある──永久優先株(STRC)が過去最高値
  • ストラテジーの永久優先株(STRC)の株価は史上最高値の100.10ドルを記録し、新たな発行の可能性を拓いた。
  • 同社は42億ドルの株式売却枠を有しており、これを使ってビットコインを追加購入できる。
  • 額面での取引により、ストラテジーはSTRCに連動した市場価格での株式売却枠を活用できる。

ストラテジー(Strategy)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)会長の戦略の一端が、同社の永久優先株(満期のない優先株で、配当が優先的に支払われる)であるSTRC(ストレッチ)が100.10ドルの過去最高値を記録し、取引量が100万株に達したことで、形になりつつあるようだ。

[STRCの価格チャート。:TradingView]

この節目は重要だ。ビットコインの最大の保有者であるストラテジーが、STRCの市場価格連動型(at-the-market:ATM)発行を活用し、時価総額最大の暗号資産(仮想通貨)をさらに購入できるからだ。同社はSTRCを「短期・高利回りの信用商品」と説明しており、現在年率10.5%のリターンを提供し、毎月現金で支払われる。

7月31日に設定されたATMは、額面価格での取引が行われていなかったため停止状態にあった。同社はSTRCの配当率を当初の9%から引き上げ、取引価格を額面100ドルに向けて押し上げる支援を行った。最新の「Form 8-K」によれば、同社は株式発行のために42億ドル(約6300億円、1ドル=150円換算)の利用可能枠を有している。

同社はすでに、他の3つの永久優先株商品(STRK、STFR、STRD)のATM販売及び普通株をビットコイン購入資金に充てている。

ストラテジーの普通株は今年15%下落し、約253ドルとなっている。mNAV(市場純資産価値)が1.3前後で推移する中で、セイラー氏が永久優先株の発行を成功させることは、希薄化を伴わない形でビットコインの蓄積を継続する鍵となる。

STRCは市場前取引で0.5%上昇し1株100.50ドル、ストラテジーの普通株は1%下落している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:ストラテジーのマイケル・セイラー氏。(Nikhilesh De)
|原文:Another Piece of Michael Saylor’s Bitcoin Strategy May Be Falling Into Place

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