東京グロース市場上場のモブキャストホールディングスは11月12日、暗号資産(仮想通貨)取引所オーケーコイン・ジャパン(OKJ)との間で、暗号資産ソラナ(SOL)の運用を軸としたトレジャリー事業における戦略的パートナーシップを構築すると発表した。
この提携は、モブキャストHDが推進するソラナに特化したデジタル資産トレジャリー(DAT)事業の基盤を強化することを目的としている。
オーケーコイン・ジャパンは、グローバルでブロックチェーン事業を展開するOKグループの日本法人。モブキャストHDは、今回の提携を通じて同取引所が提供するカストディサービスなどを活用し、SOLの取得、保有、運用体制における安全性と効率性の向上を図るとしている。
モブキャストHDは、今回の提携発表に先立つ10月3日に「ソラナ・トレジャリー事業」の開始を発表していた。
この事業は、同社の財務基盤強化、株主価値の最大化、そして「上場維持基準の達成」を目指すものとされ、開始にあたり新株予約権および社債の発行を通じて総額約14億円を調達する計画も明らかにしている。
事業は10月から本格的に開始されており、11月7日時点で累計9070SOL(取得価額2億5000万円超)を保有しているとある。
今後は2025年末までに国内企業でトップクラスのSOL保有規模の実現を目指す方針で、今回の提携もその目標達成の一環としている。
|文:栃山直樹
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