- アーク・インベストは、11月19日の暗号資産市場の下落を受け、ブリッシュ、サークル、ビットマインの保有株数を増やした。
- サークルとビットマインは約9%下落し、ブリッシュは3.63%下落した。
- この投資運用会社は、株価が下落するとしばしば押し目買いを行う。
暗号資産市場全体が下落する中、アーク・インベスト(Ark Invest)は11月19日に3つの暗号資産(仮想通貨)関連企業の株式を3960万ドル分追加購入した。
キャシー・ウッド(Cathie Wood)氏の投資運用会社は、電子メールによる開示資料によれば、暗号資産取引所ブリッシュ(Bullish)の株を46万3598株、取引終了時点で1690万ドル(約26億1950万円、1ドル=155円換算)相当を購入した。また、ステーブルコイン発行元のサークル・インターネット・グループ(Circle Internet Group)株を21万6019株、イーサリアム(ETH)財務企業のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(Bitmine Immersion Technologies)株を26万651株、買い増した。それぞれ1510万ドル(約23億4050万円)と760万ドル(約11億7800万円)相当だ。
フロリダ州セントピーターズバーグに本拠を置く同社は、3つのETF(上場投資信託)、アーク・イノベーションETF(ARKK)、アーク・次世代インターネットETF(ARKW)、アーク・フィンテック・イノベーションETF(ARKF)で、暗号資産および関連銘柄を保有している。
今週、ビットコインが8万9000ドルまで下落するなど暗号資産市場が低迷したことで、関連企業の株価も打撃を受けた。サークルとビットマインは19日に約9%下落し、CoinDeskを所有するブリッシュは3.63%下落した。CoinDesk 20指数(CD20)も3.22%下落している。
アーク・インベストは株価が低迷しているように見える時に頻繁にバーゲンハンティングを行う。これは、長期的に強気姿勢を維持している株式から最大の価値を引き出すためである場合もあれば、ETFの保有銘柄を目標とする配分範囲内でリバランスするためである場合もある。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Ark Invest Buys the Slide, Adds Almost $40M of Crypto Stocks, as Market Drops


