デジタルアセットマーケッツは11月25日、法人向け暗号資産取引サービスおよび電子決済手段等取引業の開始に向け、総額13億円の資金調達を実施したと発表した。
調達した資金は「システム開発・体制整備等に充当し、事業化に向けた準備を加速」させるという。なお、資金引受先の社名は開示していない。
同社は2022年に暗号資産交換業を開始。金・銀・プラチナへの連動を目指す暗号資産「ジパングコイン(ZPG)」「ジパングコインシルバー(ZPGAG)」「ジパングコインプラチナ(ZPGPT)」を取り扱っている。
暗号資産の取り扱い銘柄を増やすのかどうかはリリースからは不明だが、電子決済手段等取引業を開始すれば、国内で流通しているステーブルコインの取り扱いが可能になる。8月には電算システムとステーブルコイン決済送金基盤の構築支援について提携を発表している。
リリースには「世界的な次世代型オンチェーン金融へのシフトが進むなか、日本国内における電子決済手段等の法制度整備の進展を背景に、当社は法令遵守と高度なセキュリティを基盤として、法人のお客様がデジタルアセットを安心かつ戦略的に活用できる市場・決済インフラの構築を目指しております」と記されている。
ステーブルコインは、10月に国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」の発行がスタート。さらに3メガバンク共同のステーブルコインも発行が期待されている。
|文:CoinDesk JAPAN
|画像:リリースより


