- メタプラネットは、5億ドルのビットコイン担保信用枠から1億3000万ドルの融資を受けた。この融資は毎日更新され、米ドルの金利にスプレッドが加算された利率であり、いつでも返済可能だ。
- この信用枠による借入総額は現在2億3000万ドルで、担保として差し出された3万823BTCによって支えられており、融資枠の利用額に対して大きな余裕がある。
メタプラネットは25日、ビットコイン(BTC)の新規取得、ビットコイン収益創出事業の拡大、行われる可能性のある自社株買いの資金をまかなうため、ビットコインを担保とする信用枠から新たに1億3000万ドル(約202億円、1ドル155円換算)の融資を受けたと発表した。
東京に本社を置くメタプラネットは、この融資によって5億ドルの信用枠の利用額は2億3000万ドルになったと発表した。融資は11月21日に実行され、相手方の要請により貸し手は非公開とされた。
この融資の金利は米ドルの金利にスプレッドを加算したレートで計算される。期間は毎日自動更新され、返済は同社の裁量で行われる。
この借入金は同社保有のビットコインによって担保されている。10月31日現在、メタプラネットは約35億ドル(約5425億円)相当の3万823BTCを保有している。同社は、自社のビットコイン準備金は市場の激しい変動時でも十分な担保余裕を提供できるほど大きいと指摘した。経営陣は、保守的な担保バッファーの範囲内でのみ引き出しを行っていることを改めて強調した。
収益創出戦略には、プレミアム収益を得るためにオプションを売る際の担保としてビットコインを使用することが含まれる。
この発表は、メタプラネットによる新たな永久優先株募集に続くものだ。これにより、信用枠に加えて長期的な資金調達手段がさらに増えた。
メタプラネットの株価は2.24%上昇して365円となった。それでも、6月の史上最高値より80%以上低い水準だ。
|翻訳・編集:林理南
|画像:メタプラネット株価(TradingView)
|原文:Metaplanet Draws $130M for Further Bitcoin Acquisitions Under Credit Facility


