- ビットコインマイニングの収益性は11月に低下したと、JPモルガンが発表。
- ネットワークハッシュレートは11月に1%低下し、平均1074EH/sとなった。
- 同行が追跡している米国上場マイナー14社の合計時価総額は、11月に16%減少し、590億ドル（約9兆2040億円、1ドル156円換算）となった。
JPモルガン（JPMorgan）が12月1日に発表したレポートによると、ビットコイン（BTC）マイニングの収益性は11月に4カ月連続で低下した。
JPモルガンのアナリスト、レジナルド・スミス（Reginald Smith）氏とチャールズ・ピアース（Charles Pearce）氏は、日次ブロック報酬の粗利益も前月比26%減少したと書いている。
レポートによると、ビットコインネットワークのハッシュレートは10月に過去最高を記録した後、11月には1%低下し、平均1074エクサハッシュ/秒（EH/s）となった。
「ビットコインマイナーは11月に、1EH/sあたり平均4万1400ドルの日次ブロック報酬収入を獲得し、10月比14%減、前年比20%減となった」とアナリストらは書いている。
ハッシュレートとは、プルーフ・オブ・ワーク（PoW）のブロックチェーン上でマイニングとトランザクション処理に使用される合計計算能力を指し、業界内の競争とマイニングの難易度を示す指標となる。
同行が追跡している米国上場マイナー14社の合計時価総額は、前月比16%減の590億ドル（約9兆2040億円）となった。
サイファー・マイニング（Cipher Mining）は、フルイドスタック（Fluidstack）との最近の契約に支えられ、9%の上昇でグループ全体を上回るパフォーマンスを示した。
ビットディア（Bitdeer）は40%下落し、グループ全体を下回ったとレポートは付け加えた。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
｜画像：Shutterstock, modified by CoinDesk
｜原文：Bitcoin Mining Profitability Fell for Fourth Consecutive Month in November: JPMorgan
