- ビットコイン財務企業のストラテジーの株価は12月1日、同社が米ドル準備金の確保と通期利益見通しの下方修正を発表したことを受け、3.25%下落した。
- 同社株の出来高は昨年12月以来の高水準に達した。
ナスダック(Nasdaq)上場のストラテジー(Strategy)の出来高が12月1日に急増した。同社が新たなドル準備金の設定と通期利益見通しの修正を発表した後、株価は下落した。
TradingViewのデータによれば、4290万株以上が取引され、2024年12月20日以来の活発な取引日となった。株価は3.25%下落し、171.42ドルとなった。
ストラテジーは世界最大の上場ビットコイン(BTC)保有企業であり、約560億ドル(約8兆6800億円、1ドル=155円換算)相当の65万BTCを保有している。創業者のマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が述べたように、同社は2020年にドルの購買力低下へのヘッジとしてビットコインの蓄積を開始した。
その後、同社は優先株を売却してビットコイン購入資金を調達してきた。12月1日にストラテジーは、優先株の配当金と未払い債務の利息支払いを支えるため、14億4000万ドル(約2232億円)の準備金を計上すると発表した。
また、ビットコインが10月に記録した最高値から30%下落したことを受け、通期業績は純損失55億ドル(約8525億円)から純利益63億ドル(約9765億円)の範囲になると予想していると述べた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:ストラテジーのマイケル・セイラー氏(Danny Nelson/CoinDesk, modified by CoinDesk)
|原文:Strategy Trading Explodes to Highest in a Year as Shares Fall on Dollar Reserve, Profit Forecast


