アリババ、音楽の著作権保護にブロックチェーン──アメリカで特許取得

アリババはブロックチェーンを使って、楽曲のオリジナリティを検証する方法の特許を取得した。

4月21日に米特許商標庁に認められた方法では、ブロックチェーン上にコンテンツを保存・検証することによって、音楽業界の大きな問題の1つ──楽曲の著作権の保護──に対処する。

1つの検証ノードと複数の音楽ライブラリノードがこのブロックチェーンを構成する。検証ノードは楽曲に対して「オリジナリティ分析」を実行し、メロディ、テンポ、歌詞やビートなどの要素がライブラリ内の他の楽曲とどの程度類似しているかを評価する。

このデータはブロックチェーン上に公開され、類似度も含む検証レポートにまとめられる。最終的にこのプロセスは楽曲のオリジナリティについてアドバイスを提示する。

アリババは、この方法による楽曲の調査は、既存の著作権保護対策(正統性を証明するための音楽ファイルのハッシュコーディングなど)を回避して、音楽ファイルを侵害している模倣者を排除できると主張している。

「現状、盗作または模倣された曲を特定するために音楽作品の類似性分析を実行できるプラットフォームはまだ存在しない」とアリババは述べた。今存在する欠陥はおそらく模倣犯が悪用できるほどに大きい。

ブロックチェーンを使ったオリジナリティ分析は問題を「軽減」できるとアリババは述べた。また、世界中の音楽ライブラリはすべて分散ノードとして機能し得るため、世界中で利用できる。

アリババはオリジナリティレポートを1回のやりとりで実行するスマートコントラクトを想定している。

「スマートコントラクトは、人間の関与を減らし、分散化した権限のメリットを生かして実行され、楽曲のオリジナリティ分析における公平性をさらに向上させる」

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Shutterstock
原文:Alibaba Patents Blockchain System That Spots Music Copycats