暗号資産デリバティブ、取引高が過去最高を記録

暗号資産デリバティブ、取引高が過去最高を記録

暗号資産(仮想通貨)デリバティブの取引高は5月、6020億ドル(約64兆8000億円)に達し、3月に過去最高を記録した6000億ドルを更新した。ロンドンに拠点を置くデータ企業CryptoCompareが6月4日に発表したレポートで分かった。

  • 大幅に増加したのは、フォビ(Huobi)、オーケーエックス(OKEx)、バイナンス(Binance)。同3取引所で5月のデリバティブ取引高の約80%を占める。
  • フォビが1位で、4月から29%増の1760億ドルの取引高を記録。オーケーエックスが1560億ドル、バイナンスが1390億ドル。
  • 暗号資産デリバティブの市場シェアも、4月の27%から5月には32%に増加。
デリバティブ取引高の月別推移
出典:CryptoCompare

オプション取引も大幅増

CryptoCompareによると、オプション取引も大幅に増加した。

  • オプション取引所デリビット(Deribit)の取引高は5月に倍増し、30億6000万ドルに達した。
  • 半減期前日の5月10日には、1億9600万ドル相当の取引が行われ、デリビットの4年間の歴史で最も高い取引高を記録。
デリビットのオプション取引高
出典:CryptoCompare
  • 2020年初めにオプション取引を開始したばかりのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)も、4月と比べて契約数は16倍に増加。
  • デリビットと同様、取引は半減期前後に大幅に増加している。
CMEのオプション契約数
出典:CryptoCompare

洗練された投資家層の参入

CryptoCompareの創業者兼CEOのチャールズ・ヘイター氏は、こう述べている。

  • 暗号資産オプション取引の急増は「より洗練された多様な投資家層」の参入によるもの。
  • ビットコインのマイニング報酬が半減する「半減期」のみならず、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界中で展開されている「前例のない金融措置」が影響しただろう。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
写真:Shutterstock
原文:Crypto Derivative Volumes Hit Record $602B in May: Report

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