イーサリアム2.0、12月1日にフェーズ0がスタート──ジェネシス・ブロックを設定

イーサリアムブロックチェーンが12月1日、史上最大となるアップデートの第1フェーズを開始する。

イーサリアム2.0(ETH 2.0)研究者のジャスティン・ドレイク(Justin Drake)氏のツイートによると、イーサリアム2.0の中核となるビーコンチェーンの立ち上げは、協定世界時12月1日12:00(日本時間1日21時)に設定されている。

ビーコンチェーンは、イーサリアム2.0への4つの移行フェーズの最初のフェースであり、現行のブロックチェーンと並行して運用される暫定的なブロックチェーンとなる。

11月23日、ビーコンチェーンのデポジットコントラクトの預かり金額は、イーサリアム2.0の「ジェネシス・デー」を12月1日に設定するために必要な額に達した。

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イーサリアム2.0の主要クライアント(ネットワークに参加するためのソフトウエア)のすべてが、新しいブロックチェーンの「ジェネシス・ステート・ルート」、つまりコードの正確な出発点に合意した。

「イーサリアム2.0の機能を完成させるための取り組みは、中間点を無事に過ぎたと言えるだろう。研究(何年もかかった!)はほぼ終わった。フェーズ0のスタートは間違いなく重要な実装のマイルストーンとなる。フェーズ0は、堅牢な基盤(シグネチャー、マークライゼーション、ネットワーキング、イーサリアム1.0デポジット、ランダム性、PoSなど)を構築する。今後の多くのハードフォークは、これらの基盤の上に比較的薄いインフラを重ねていくことになる」ドレイク氏は述べた。

またドレイク氏によると、2つ目から4つ目までの残りの移行フェーズ、つまりイーサリアム1.0ブロックチェーンとトークン、アプリケーションのエコシステムをイーサリアム2.0に完全に統合するには「相当のエンジニアリングと、多くの調整が必要になる」という。

ドレイク氏は、イーサリアム2.0の完全な立ち上げ日の大まかな目安については「楽観的すぎることもあれば、悲観的すぎることもある」とCoinDeskの取材で答えた。同氏はイーサリアム2.0の完全な立ち上げは、2023年半ばまでに「機能の準備が整う」状態になると考えている。

イーサリアム(ETH)価格はアップデートへの期待を受けて上昇。記事執筆時点では、600ドルをわずかに超えている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:NASA
原文:Ethereum 2.0’s Genesis Day Is Officially Set for Dec. 1