ビットコイン下落で“クジラ”は買い増し、小口投資家は売却か

ビットコイン下落で“クジラ”は買い増し、小口投資家は売却か

「クジラ」と呼ばれるビットコインの大口保有者は、11日の価格下落時にもビットコインを買っていたようだ。

1000ビットコイン(BTC)以上を保有するウォレット(同じ組織や個人が保有するものは1つとカウント)の数は1月11日、わずかに増加し、過去最多の2140となった。ビットコインはこの日、20%以上下落し、一時3万305ドルとなったが、いわゆる「クジラ」の数は増えた。

今回の大きな下落は、現物市場での大幅な売却によるもので、取引高は過去最高となった。しかし、大口保有者の買い増しを妨げることはなかった。ビットコインは昨年一年で300%上昇し、週末には4万1962ドルの史上最高値を更新したばかり。

価格下落時の需要は、大口保有者が下落は短期的なものと考えていることを示している。ビットコインは過去の強気市場においても、20%以上の反落を経験している。

流動性の問題も強気要因に

さらに、過去の強気市場は投機的であったことに対し、今回の強気市場は機関投資家のマネーに支えられている。つまり、ときおり起こる下落が、“クジラ”を怖がらせて遠ざける可能性は小さい。

ビットコインの“クジラ”の数
出典:Glassnode

“クジラ”のアドレス数は前年から25%近く増え、この2週間で200件増加している。ビットコインは引き続き健全で、他の指標も強気を示しており、価格上昇はまもなく再開する可能性があると、グラスノード(Glassnode)のラファエル・シュルツェクラフト(Rafael Schultze-Kraft)CTOは述べた。

また、昨年第3四半期の驚異的な上昇を支えたセルサイドの流動性の問題が、引き続き継続する可能性もある。発行済みビットコインの78%は現在、非流動的だ。

「購入できるビットコインはますます少なくなっており、この先数カ月、ビットコインは強気となる可能性がある」とグラスノードはレポートに書いている。

小口投資家は売却か

グラスノードのデータはまた、一部の個人投資家や弱小投資家(資産を長期的に保有する自信とリソースを欠く投資家)が、ビットコインを売却したことを示している。

保有するビットコインが0.01ビットコインに満たないアドレスの数は854万から853万へとわずかに減少し、一部の小口投資家が下落でビットコインを売却したことを示している。

ただし、アドレスに基づいた指標は正確ではない可能性もある。

CoinDesk 20のデータによると、日本時間13日16時時点でビットコインは3万3940ドル付近で取引され、24時間で5.49%の下落となっている。

|翻訳:山口晶子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Paola Ocaranza/Unsplash)
|原文:Bitcoin Whales Kept Accumulating During Monday’s Crash

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