【市場動向】イーサリアムが上昇、短期の売られ過ぎ状態から反発

●イーサリアム(ETH)は29日16時(米東部時間=日本時間30日6時)時点、1815.06ドル付近で取引され、過去24時間で8.33%上昇した。

●過去24時間の価格レンジは1665.63ドル~1839.80ドル(CoinDesk 20のデータ)。

●1時間足チャートで10時間平均と50時間平均を上回って取引されており、テクニカル分析では強気シグナルとなっています。

クラーケンでのイーサリアム価格推移
出典:TradingView


「イーサリアムは約18%の下落を経て、ビットコインとともに短期的な売られ過ぎの状況から上昇に転じた。数週間の横ばいを経て、買われ過ぎの状態が解消されれば、買いのチャンスが広がると予想できる」とフェアリード・ストラテジーズ(Fairlead Strategies)のケイティ・ストックトン(Katie Stockton)氏は29日に発行したニュースレターに書いている。

暗号資産オプション市場の指標であるイーサリアムとビットコインの1カ月インプライド・ボラティリティ(IV)のスプレッド(差)は急落しており、トレーダーがこの数週間にわたってイーサリアムや他のアルトコインに注目した後、注目をビットコインに戻している可能性を示している。

また、VISAの取り組みとビットコインの関連はほとんどないが、イーサリアムに対しては直接的に関連している。VISAは、イーサリアムブロックチェーン上で発行されているステーブルコイのUSDコイン(USDC)を決済に利用すると発表した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin, Ether Gain After Visa Deal as Stocks Struggle With Archegos Margin Call