株取引アプリのロビンフッド、ニューヨーク州で仮想通貨事業ライセンスを取得

ミレニアル世代の間で人気を集める株式取引アプリを展開するロビンフッド(Robinhood Markets Inc.)が、ニューヨーク州の仮想通貨事業ライセンスを取得した。

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)は2019年1月24日(現地時間)、ロビンフッドの子会社で仮想通貨事業を展開するロビンフッド クリプト(Robinhood Crypto)に「ビットライセンス(Bit License)」と呼ばれる同事業の運営に必要なライセンスを付与したと発表。

ビットライセンスは、ニューヨーク州金融サービス局が2015年に始めた制度で、現在までに20弱の企業がこの免許を取得している。同局の発表文によると、ロビンフッド クリプトは今後、同州において、ビットコイン(bitcoin)、イーサ(ether)、ビットコインキャッシュ(bitcoin cash)、ライトコイン(litecoin)を含む7種類の仮想通貨の売買や管理などのサービスを提供することが可能になる。

ロビンフッドは、2018年2月に仮想通貨の取引サービスを開始。当初は、ビットコインとイーサを中心とするプロダクトを限られた州のみで扱っていたが、現在ではビットコインキャッシュ、ライトコイン、ドージコイン(dogecoin)、イーサリアムクラシック(ethereum classic)などの取引も可能だ。

ロビンフッドの共同創業者兼共同CEOのVladmir Tenev氏は、「金融サービス局の協力により今回のライセンス取得に至った。当局のさらなるアドバイスを受けながら、私たちは今後、ニューヨーク州におけるロビンフッド クリプトの準備を進めていきたい」と発表文の中で述べた。

同金融サービス局は24日、ビットコインのATMを開発するリバティエックス(LibertyX)もニューヨーク州のビットライセンスを取得したと発表。同社が提供するサービスは、一般的なATMでデビットカードを利用してビットコインを購入できるという。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:New York City image via Shutterstock
原文:Robinhood, LibertyX Receive Licenses from New York Regulators

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