ファントム、バリデーターのステーキング要件を90%削減

ファントム(Fantom)ブロックチェーンの開発者は1月15日、ネットワーク上でセルフ・ステーキング・ノードを実行するためのバリデーター要件を90%削減することを発表し、この動きがネットワークセキュリティの向上に役立つと述べた。

ステーキングの要件は 50万FTM (記事執筆時点で約2900万円)から5万FTM(同約290万円)に引き下げられた。

バリデーターは、ネットワークトランザクションを処理し、ネットワークのセキュリティを維持するために、一定量のトークンをロックするエンティティだ。ファントムでは、イーサリアムのようにすべてのバリデーターが同じトランザクションを確認するのではなく、バリデーターが独自にトランザクションを確認し、それをバンドルして他のバリデーターと共有する。

バリデーター・ノードの運営コストが相対的に低くなることで、ネットワークの分散化が進み、ネットワークのセキュリティが向上する。「より多くのバリデーターを持つことで、ネットワークは悪意のある者が攻撃を仕掛けることをますます困難にする」と開発者は16日未明(現地時間)のXへの投稿で述べている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Fantom Slashes Validator Staking Requirements by 90%, FTM Prices Unchanged

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