ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、ブラックロックiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（IBIT）は発売からわずか17日で、流入額ベースで2024年のETF（上場投資信託）トップ5にランクインした。
IBITの年初来の流入額32億ドル（約4800億円、1ドル150円換算）を上回ったのは、S&P500または株式市場全体へのエクスポージャーを提供するiシェアーズ（iShares）とヴァンガード（Vanguard）の老舗インデックスETFのみ。1位となったiシェアーズ・コアS&P500ETF（IVV）には今年これまでに130億ドルの資金が流入し、運用資産は4280億ドルに上る。2位はヴァンガード500インデックス・ファンドETF（VOO）で、流入額111億ドル、運用資産総額は約3980億ドルとなっている。
今年はフィデリティ（Fidelity）のワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド（FBTC）も今年のETFの流入額トップ10に入っており、27億ドルの流入額で8位だった。
これらは新規のETFにとって目覚ましい成果ではあるが、すべての新規ビットコイン現物ETFへの全体的な投資はここ数日で減速している。しかし、ブラックロックのIBITとフィデリティのFBTCの二つだけは、市場参入以来継続的にプラスの流入を記録している。
｜翻訳・編集：林理南
｜画像：Jim.henderson/Wikimedia Commons
｜原文：BlackRock’s Bitcoin ETF Inflows Climb to Fifth-Highest Among All ETFs in 2024
