- DePINレイヤー1ブロックチェーンのピークは、ジェネラティブ・ベンチャーズとボーダーレス・キャピタルが主導するラウンドで1500万ドルを調達した。
- DePIN（分散型物理インフラネットワーク）とは、ブロックチェーンを使って物理的なインフラネットワークを構築するシステムを指す。DePINによって各々が自前でインフラネットワーク構築のために機器を購入・運用する必要がなくなる。
- ピークは現在、20以上のDePINネットワークを運営している。
レイヤー1ブロックチェーンのピーク（Peaq）は、DePIN（分散型物理インフラネットワーク）のエコシステムを拡大するため、1500万ドル（約22億5000万円、1ドル150円換算）の資金を調達したと発表した。
ジェネラティブ・ベンチャーズ（Generative Ventures）とボーダーレス・キャピタル（Borderless Capital）が主導し、スパルタン・グループ（Spartan Group）、CMCCグローバル（CMCC Global）、アニモカブランズ（Animoca Brands）が参加したこの資金調達ラウンドは、メインネットのローンチとPEAQトークンの上場に先立って実施された。
DePINとは、ブロックチェーン技術とトークンのインセンティブを利用して物理的なインフラネットワークを構築するシステムを指す。これにより、各々がインフラネットワーク構築のために自前で設備を購入・運営する必要がなくなる。要するに、DePINはアマゾンウェブサービス（AWS）やGoogle Cloudの分散型バージョンのようなものだ。
3月27日のメール声明によると、ピークは現在20以上のDePINネットワークを運営している。
暗号資産（仮想通貨）市場データのプロバイダー、メッサリ（Messari）は、DePINは2028年までに3.5兆ドル（約525兆円）の市場規模へと成長する可能性があると予測している。
｜翻訳・編集：行武 温
｜画像：Shutterstock
｜原文：Layer-1 Blockchain Peaq Raises $15M to Expand Its DePIN Ecosystem
