ビットコインのボラティリティ警告:VIX指数の8月の上昇傾向が大幅な価格変動を示唆
  • CBOEのVIX指数は、歴史的なボラティリティ上昇のパターンに沿って、8月に上昇する可能性がある。
  • ビットコインの市場動向は、アメリカの金融市場、特にテクノロジー株のセンチメントと密接に関連しており、予想されるVIX指数急上昇の影響を受ける可能性がある。

アメリカの金融市場の混乱が強まるであろうことをCBOEのVIX指数の季節性パターンが示唆しているため、ビットコイン(BTC)のボラティリティ強気派は近く望みを叶えるかもしれない。

VIX指数は、S&P500の30日間の予想変動率を測定する指標だ。Barchart.comによると、VIX指数の歴史的パターンでは、8月に頻繁に急上昇しており、その前の7月には下落する傾向が多く見られる。

8月は過去15年間で月平均上昇率が13.68%と最も高く、目立っている。そのうち10年間で上昇が記録されており、2015年には135%という驚異的な急上昇が観測された。

[VIXの季節性(2010年~2024年)(Barchart.com)]

歴史は繰り返すのか?

VIX指数は7月に3カ月連続で下落し、4月の高値からの下落幅が拡大した。TradingViewのデータによれば、26日金曜日には5カ月ぶりの安値である14.92を記録した。

歴史を参考にすると、この下落は金融市場における8月のボラティリティとリスク回避姿勢の高まりの土台となる可能性が高い。「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数は、株価が下落すると上昇し、株価が上昇すると下落することが多い。

つまり、金融市場で予想されるボラティリティの急上昇は、株式市場の暴落が特徴となる可能性があり、それがビットコイン市場にも波及する可能性がある。

[VIX指数の日次平均水準(1990年~2024年)(トップダウンチャート、LSEG)]

ビットコインは、金融市場、特にテクノロジー株のセンチメントを相当に密接に追随する傾向がある。ビットコインのインプライド・ボラティリティ指数はVIX指数と強い正の相関関係を示し、VIX指数のような恐怖指数への着実な進化を見せてきた。2024年11月以降、ビットコインの30日インプライド・ボラティリティ指数は急落し、現物価格との正の相関関係は消滅した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:sergeitokmakov/Pixabay
|原文:Bitcoin Volatility Alert: VIX’s Bullish August Seasonality Points to Big Price Swings

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