- ETHZillaの取締役会は、2億5000万ドル(約370億円、1ドル148円換算)の自社株買いを承認。
- 同社は現在、約4億8900万ドル(約723億7000万円)相当の10万2237ETHを保有。
- 同社は拡大するイーサリアム準備金からの収益向上を目指し、独自の「Electric Asset Protocol」を導入。
ETHZillaは、イーサリアム(ETH)に焦点を当てた財務戦略を強化するため、2億5000万ドル(約370億円)の自社株買いプログラムを承認したと、同社が25日のプレスリリースで発表した。
米フロリダ州に拠点を置くETHZillaは、取締役会が自社株買いを即時承認し、このプログラムは2026年6月30日まで、または2億5000万ドルの割り当てが全額使い果たされるまで実施される予定だと発表した。
今回の動きに加え、ナスダック上場企業であるETHZillaは、平均価格3,948.72ドルで取得した10万2237ETHを保有していることを明らかにした。
現在の市場価値では、この保有資産は約4億8900万ドル(約723億7000万円)に相当。ETHZillaはまた、約2億1500万ドル(約318億2000万円)の米ドル現金同等物を保有していると報告した。
「我々がイーサリアム準備金の規模を拡大し続け、差別化された利回り機会を追求する中で、現在の株価での積極的な自社株買いプログラムは、株主価値を最大化するという当社のコミットメントを強調するものだと考えている」とETHZillaのエグゼクティブ・チェアマン、マックアンドリュー・ルディシル(McAndrew Rudisill)氏はリリースで述べた。
ETHZillaはまた、暗号資産(仮想通貨)の保有からより高い利回りを生み出すために使用する独自の「Electric Asset Protocol」を導入した。
ETHZillaは、2025年8月24日時点で約4億8900万ドル(約723億7000万円)相当の10万2237ETH、現金同等物2億1500万ドル(約318億2000万円)を保有しており、8月22日時点の発行済み株式数は1億6547万8655株だと報告した。
この自社株買いは、イーサリアム準備金を積極的に積み上げつつ、新たな利回りプロトコルを活用してリターンを向上させるというETHZillaの戦略に、新たな層を追加するものだ。
ETHZillaの株価は、株主が最大7480万株の転換株式の発行を申請したと同社が発表したことを受け、22日に30%近く下落。本記事執筆時点では、株価は4.5%安の約3.15ドルで取引されている。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:CoinDesk
|原文:ETHZilla Authorizes $250M Buyback, Expands Ether Treasury to $489M


