バイナンス、トランプ氏関連の「WLFIトークン」を上場する初の取引所に
  • 入金はすでに開始されており、出金は2日に開始される予定。
  • これまでWLFIトークンは設計上、譲渡不可能であり、プレセールトークンが自由に取引されるのを防ぐため、コンプライアンス主導の制限がかけられていた。
  • WLFI取引を利用するには、ユーザーはボラティリティの上昇とリスク開示に同意するクイズを完了する必要がある。

バイナンス(Binance)は、トランプ一家に関連する分散型金融(DeFi)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)」のWLFIトークンを上場する初の取引所となり、取引は協定世界時(UTC)9月1日午後に開始される予定だ。

入金はすでに開始されており、出金は2日に開始される予定。バイナンスはWIFIに対し、革新的だが高リスクなトークンに付与されるラベル「シードタグ」という名称を適用する。

これまでWLFIトークンは設計上、譲渡不可能であり、プレセールトークンが自由に取引されるのを防ぐため、コンプライアンス主導の制限がかけられていた。バイナンスへの上場は、中央集権型取引所において初めて譲渡と市場開放が可能になる転換を示している。

バイナンスの発表に続き、韓国の取引所アップビット(Upbit)もWLFIを上場すると発表した。

バイナンスでWLFI取引を利用するには、ユーザーはボラティリティの上昇とリスク開示に同意するクイズを完了する必要がある。このトークンはイーサリアム(Ethereum)、バイナンス・スマート・チェーン(Binance Smart Chain)、ソラナ(Solana)の3つのブロックチェーンで同時にローンチされる。

先週、分散型取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)ではWLFI先物が開始され、トレーダーがトークンの空売りを一斉に行ったため、その推定価値は数時間で440億ドル(約6兆4680億円)から240億ドル(約3兆5280億円)に下落した。

バイナンスでのデビューは、WLFI自体にとって初の現物市場となり、トークンの譲渡不可能な段階から完全に取引可能な段階への転換点を示している。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の息子であるエリック・トランプ(Eric Trump)氏と、バイナンス創業者である「CZ」ことチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏はどちらも、最近香港で開催された「Bitcoin Asia 2025」で講演を行った。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Bitcoin Asia 2025で講演するエリック・トランプ氏(screenshot)
|原文:Binance Becomes First Exchange to List Trump-Linked WLFI Token

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