米国がん協会、暗号資産基金を設立──早期に100万ドル目指す

アメリカがん協会(ACS:American Cancer Society)は、癌(がん)研究を支援するための暗号資産(仮想通貨)基金を立ち上げる。

非営利団体のACSは26日、暗号資産寄付プラットフォームの「The Giving Block」と提携して基金を設立し、早期に100万ドル(約1億400万円)の資金を調達する方針を明らかにした。

同基金「Crypto Cancer Fund」を通じて調達した暗号資産は、さまざまな癌研究プログラムに提供され、「新しい発見とより良い治療法」のための研究を支援する。

最初に25万ドル以上の寄付を行う寄付者には、基金の名前を選ぶ権利が与えられるという。1万ドル以上の寄付は、同基金の「Wall of Honor」に掲載される。

寄付は、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ジーキャッシュ(Zcash)、ジェミニドル、ベーシックアテンショントークン(BAT)、チェーンリンク(LINK)で受け付けている。

「暗号資産はがん治療においてきわめて重要な役割を果たすと信じている。ビットコインが史上最高値を更新するなか、この新しい基金の組成は、命を救うという暗号資産市場の新しい可能性を切り開く」とThe Giving Blockの共同設立者、パット・ダフィー(Pat Duffy)氏は声明で述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:American Cancer Society Launches $1M Cryptocurrency Fund

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