カナダの資産運用大手、CIフィナンシャルは、子会社を通じて暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの上場投資信託(ETF)を計画していると発表した。承認されれば、世界初のイーサリアムETFが誕生する。
CIグローバルアセットマネジメントは25日、「CI Galaxy Ethereum ETF」の予備目論見書を提出したことを明らかにした。発表によると、承認されれば、同イーサリアムETFは、トロント証券取引所に上場される。
同ETF(証券コードは「ETHX」)は直接、暗号資産のイーサリアムに資金を投下し、投資家はイーサリアム現物を保有することなく、ETFを通じて同暗号資産に投資を行うことが可能になる。
ギャラクシーデジタル・キャピタルマネジメントが、同ETFに代わって実際の取引を行う。ETHXは、米ブルームバーグのインデックスサービスが提供する価格インデックス「Bloomberg Galaxy Ethereum Index」を採用する。
ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOは、「イーサリアムブロックチェーンはウェブ3.0の礎となるもので、イーサは成長性の高い資産である」とコメント。
カナダでは今月、2つのビットコインETFが承認プロセスを経て、トロント証券取引所に上場された。CIグローバルも、ビットコインETFの予備目論見書を提出している。
|編集:佐藤茂
|画像:トロント証券取引所(Shutterstock)
|原文:Canada’s CI Global Files for What Would Be World’s First Ether ETF