次はGameFi──トロン財団、3億ドル規模のファンド立ち上げ

ジャスティン・サン(Justin Sun)氏率いるトロン財団は、APENFTおよびWINKLinkとともに3億ドル規模のトロン・アーケード(Tron Arcade)ファンドを立ち上げ、今後3年間でいわゆる「GameFi」プロジェクトに投資していく。

GameFiは、ゲームに金融の仕組みを導入し、ユーザーがゲームをプレーすることでお金を得られるようにするもの。「プレー・ツー・アーン(Play-to-earn:プレーして稼ぐ)」とも呼ばれている。

ファンドの目的は、開発者を支援し、DeFi(分散型金融)コンテンツを作ることでGameFiプロジェクトを創出することとトロン財団はプレスリリースで述べた。

APENFTはトロンを使ったノンファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイス、WINKLinkはトロンネットワーク上で動作するデータオラクル。どちらも2021年第3四半期(7−9月期)に完成予定のプロトタイプで、ユーザーへの提供は第4四半期(10−12月期)を予定している。

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「GameFiは次の大きな存在となり、DeFi、NFT、そして暗号資産全体を分かりやすく、参加しやすいものになる」とサン氏は述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Axie Infinity
|原文:Tron Foundation Launches $300M Fund to Invest in GameFi Projects