BTSの所属事務所、NFTに進出──取引所とJV設立

世界的人気を誇るK-POPグループ「BTS」の所属事務所ハイブ(HYBE)と、韓国の大手暗号資産取引所アップビット(Upbit)を運営するドゥナム(Dunamu)が、NFT(ノンファンジブル・トークン)に取り組むために合弁会社を設立することが、3日、規制当局への届出で明らかになった。

発表によると、ハイブはドゥナムの株式2.5%を5000億ウォン(約480億円)で取得、一方でドゥナムに対して新たに7000億ウォン相当の新株を発行するという。これはハイブの株式5.6%に相当する。

合弁会社は、K-POPアーティストに関連したNFTフォトカードを作成し、最終的にはハイブのアプリ「Weverse」で取引されると両社は4日に行われた会社説明会で述べた。Weverseはコンテンツやコミュニケーションのためのアプリで、アーティストとファンを結ぶものという。

アップビットは韓国の大手暗号資産取引所の1つで、9月に行われた規制強化をクリアし、韓国ウォンでの取引を認められた4つの暗号資産取引所のうちの1つ。他の3つは、ビッサム(Bithumb)、コインワン(Coinone)、コルビット(Korbit)。

BTSは、K-POP史上で最も成功したグループの1つ。先週、ハイブはBTS関連としてマーケティングを行っていた暗号資産に対して警告を発している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:BTS(Shutterstock)
|原文:BTS Agency Hybe to Set Up Joint Venture on NFTs with Korean Crypto Exchange Upbit