イーサリアム、指標は弱気──アクティブ・アドレス数、取引高が減少:リサーチ

イーサリアム、指標は弱気──アクティブ・アドレス数、取引高が減少:リサーチ

イーサリアム(ETH)は依然として上昇傾向だが、アクティブ・アドレス数や取引高などの指標は、価格上昇から乖離している。ブロックチェーン分析会社Santimentによると、これらは価格下落の余地を示しているという。

アクティブ・アドレス数との乖離

イーサリアムの1日あたりのアクティブ・アドレス数は10月末に67万以上のピークに達し、それ以降は減少を続けている。つまり価格上昇の動きから乖離している(上図)。

アクティブ・アドレス数はネットワークの利用状況とも言え、暗号資産の需要を動かし、価格に影響を与え得る。価格上昇とともにアクティブ・アドレス数が増加すると、上昇トレンドが確認できると言われている。そのためアナリストは、価格は上昇しているがアクティブ・アドレス数が減少している場合、価格上昇の持続性を疑問視することになる。

取引高との乖離

価格と取引高にも強い乖離があり、注意すべきもう1つの理由となっている。

イーサリアム価格は変動しつつ上昇しているが、1日あたりの取引高は減少傾向にある。テクニカル分析によると、取引高の少ない価格上昇はしばしば短命に終わる。

ソーシャルメディアとの乖離

似たような弱気の乖離は、テレグラム(Telegram)やレディット(Reddit)など、さまざまなソーシャルメディアでのイーサリアムに関する会話指標にも表れている。

「継続した複数の乖離が起きていることは、価格下落の可能性を示している。かなり深刻に捉えている」とSantimentは12日に述べている。

「乖離が発生した後、再度上昇する確率は50/50。トレーダーにとっては判断が難しい」と下落の前にもう一度、価格が上昇する可能性があると付け加えた。

テクニカル分析

テクニカル分析も上昇トレンドの疲労を示している。

日足チャートのMACDヒストグラム(トレンドの強さや変化を測る指標)は、上昇トレンドに反して、低い高値を予測している。この乖離は、強気の勢いが弱まっていることを示しており、価格下落に先行することが多い。

とはいえ、イーサリアムは供給不足に直面している可能性があり、仮に下落したとしても、小規模、短期間なものになるかもしれない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:アクティブ・アドレス数と価格は11月12日以降、乖離している(Santiment)
|原文:Ether’s Key Metrics Paint a Bearish Picture: Santiment

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