【市場動向】ビットコイン、下落はひと休み──短期間で回復するか

【市場動向】ビットコイン、下落はひと休み──短期間で回復するか

ビットコインは史上最高値6万9000ドル付近から15%近く下落した後、17日は6万ドル付近で横ばい推移となった。一部のアナリストは、ブロックチェーンのデータが改善していることから、強気姿勢を崩しておらず、現在の下落は短期間で終わると見ている。

「今回の下落は、システム内の過剰なレバレッジが清算されたことが関連しているようだ。こうした価格修正においてブロックチェーンのファンダメンタルズが変わらない限り、中期的な見通しは強気のまま」とCryptoQuantのアナリスト、ジャン・ウーステンフィールド(Jan Wuestenfeld)氏はブログに書いている。

テクニカル分析では、ビットコインはプラスの上昇トレンドとなっており、下落局面での積極的な買いの可能性を示している。だが、短期的には6万3000ドル〜6万5000ドルで上値は抑えられるだろう。

最新価格

●ビットコイン(BTC):6万374ドル、+0.85%
●イーサリアム(ETH):4257ドル、+1.17%

●S&P500:4688、−0.26%
●ゴールド:1866ドル、+0.88%
●10年物米国債:1.59%

オプションの建玉は最高水準

下図を見ると、ビットコインとイーサリアムの資金調達率エーテルのファンディングレート(永久先物のロング・ポジションを維持するためのコスト)は上昇していた。上昇はトレーダーのレバレッジ意欲が高まっていたことを示しており、価格下落によって、一部のレバレッジは清算されることになった。

暗号資産調査会社デルファイ・デジタル(Delphi Digital)のジョー・キアン(Joo Kian)氏によると、市場は横ばいとなっているため、資金調達率は0%付近にリセットされたという。

「ほとんどの取引ペアで建玉はピークレベルに達していた。通常、過剰なレバレッジが清算されることは、長期的には市場にとって健全なこと」(キアン氏)

一方、ビットコイン・オプション市場では、建玉は価格が大幅に下落する前の3月と4月に見られた過去最高付近となっている。この高水準がもう1カ月続けば、ビットコインはさらに下落する可能性がある。

アルトコイン状況

アバランチ(AVAX)、史上最高値:アバランチ(AVAX)は過去30日で85%上昇し、時価総額は230億ドルに達した。アバランチの開発を手がけるAva Labsは16日、大手会計事務所デロイト(Deloitte)との提携を発表、「アバランチ・ブロックチェーンを使い、効率的な災害救援プラットフォームを構築する」と述べた。これが上昇を後押ししたようだ。

●KuCoin Labs、メタバース・プロジェクト向け1億ドルファンド:KuCoin Metaverseファンドは、ゲームやNFTを含むメタバース・プロジェクトに投資していく。メタバースとは、仮想世界、AR(拡張現実)、インターネットサービスなどの融合によって生み出される空間をいう。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Glassnode
|原文:Market Wrap: Bitcoin Pullback Pauses as Traders Reduce Leverage

おすすめ記事: